7月3日(火)、民主党公認で4月の区議会議員選挙にトップ当選した森学世田谷区議が辞職願いを提出し辞職。
区議会公明党の諸星幹事長をはじめ、自民党、せたがや政策会議の代表がマスコミのインタビューを受ける。
以下は、【日本テレビ】のニュース内容
経歴詐称 東京・世田谷区議が辞職<7/3 14:20>
今年4月に行われた東京・世田谷区議会議員選挙で、選挙ポスターにウソの経歴を載せていたとして書類送検されていた区議が3日、議員辞職した。議員辞職したのは、世田谷区の森学区議。元外務省職員の森区議は、選挙ポスターなどに、大使館勤務時代の階級として実際は三等書記官だったのに、一等書記官だったとウソの経歴を記載した疑いが持たれており、先月、警視庁に書類送検されていた。森区議は、経歴をめぐる指摘に反論を続け、議員辞職を否定していたが、3日に「今回の件に関して責任を取り、辞職します」という内容の辞職願を議長に提出し、受理された。
次に【公明新聞】の内容(7月4日付け)
民主でトップ当選2カ月も居座った末に
4月の東京・世田谷区議選に民主党から出馬して初当選後、経歴詐称が発覚した森学氏(38)が3日、議員辞職した。公職選挙法違反(虚偽事項公表)の疑いで警視庁に書類送検されるなど、経歴詐称の責任が厳しく問われる中、約2カ月も議員に居座り続けた森氏だが、2日夕に議員辞職願を提出し、3日に区議会議長が辞職を許可した。
森氏は、先の世田谷区議選で“元外交官”を売り物にし、自分の経歴を「1等書記官」と選挙公報やポスターに記載してトップ当選したが、実際の経歴はそれより下位の「3等書記官」だったことが発覚。自ら犯した経歴詐称を反省するどころか、「勘違いだった」などと開き直ったため、区議会は5月23日、森氏の議員辞職勧告を決議した。
それでも、森氏は6月5日に離党届を民主党に提出するだけで議員を辞めず、区民から怒りの声が続出。辞職の日となった3日には、区民有志でつくる「森学議員の辞職を求める会」が、1万3000人を超える議員辞職要求の署名を本人に手渡すことになっていた。
次に【読売新聞】(2007年7月4日3時3分 読売新聞)記事。
今後の世田谷区議会の経歴詐称への対応について。
今春の東京都世田谷区議選で民主党新人としてトップ当選しながら、経歴詐称が発覚し、3日に辞職した元外務省職員の森学・前区議(38)の問題を受けて、同区議会の主要会派は、今後の区議選で当選した新人議員に対し、経歴を証明する書類の提出を義務づける方針を決めた。
過半数を占める自民、公明、せたがや政策会議の3会派が既に合意、9月の定例区議会に条例案を提出する。
経歴証明の義務化について、総務省は「聞いたことがない」としており、国会、地方議会を含め、初のケースになるとみられる。新人だけが対象で、当選後、学校の卒業証明書や、官公庁や企業が発行する在籍証明書などの提出義務が生じる。選挙運動中は規制を受けない。衆院事務局によると、議員になる者は経歴や学歴は自己申告が原則となっており、異例の制度となりそうだ。森前区議は在ルクセンブルク大使館の3等書記官だったにもかかわらず、選挙公報やポスターに「1等書記官」と記載したとして、警視庁が先月21日、公職選挙法違反(虚偽事項の公表)容疑で書類送検。責任を取るとして3日、区議を辞職した。