12月20日(木)党委員会と世田谷区議会公明党で視察
(以下、公明新聞記事)

住民が守り合う先進事例視察 東京・世田谷区で成年後見制度のあり方で意見を聞く党介護保険制度改革委員会

公明党介護保険制度改革委員会(古屋範子委員長=衆院議員)は20日、東京都世田谷区で区社会福祉協議会が運営する成年後見支援センターを訪れ、判断能力が低下した高齢者らの権利を守る成年後見制度の利用拡大をめざし、一般市民を「成年後見人」として養成する同区の先駆的取り組みについて説明を聞いた。古屋委員長、高木美智代衆院議員のほか、松葉多美子都議と党世田谷区議団が同席した。

 同区が独自に「区民成年後見人」の養成に乗り出したのは、悪質商法やリフォーム詐欺などの被害に遭う高齢者が後を絶たないため。判断能力が低下しても地域で安心して暮らせる仕組みづくりをめざして区民に呼び掛け、2006年度から2年間で計30人が養成研修を修了、4人が家庭裁判所から後見人に認定され、活動を開始している。

 一行は、同区と区社協から募集や研修内容、認定後の支援態勢や今後の課題について説明を聞き、意見を交換。古屋委員長は「高齢化の進展を踏まえ、成年後見制度の一層の周知徹底が重要。同時に、全国に市民が市民を守るシステムが広まるよう、対応を検討していきたい」と語った。